航空大学校の学費は近年上昇傾向にあり、最近でも若干ですが値上げされました。
現在、航空大学校の募集要項などに記載されている金額はこのようになっています。入学料282,000円(入学手続き期間内に納付)、授業料(課程毎に前納;宮崎学科課程668,000円、帯広フライト課程802,000円、宮崎フライト課程802,000円、仙台フライト課程936,000円)、寄宿料(月額1500円を課程毎に前納)、制服・教材費等(入学直後に約8万円)毎月の生活費としては、概ね、寮費・寮での食事(約4万6千円)、学用品等(約8千円)、被服のクリーニング等(約5千円)、雑費等(約4千円)かかるようです。このような情報が公式HPから提供されています。
※なお、在学中に国家試験受験費用、本校と分校の間の移動等の費用、航空身体検査その他健康管理費用が別途必要となります。また、在学中のアルバイトは禁止しています。
これらの金額を足してみると、465万円となります。
私立大学や海外でライセンスを取得しようとする場合、1000万円以上は最低でもかかるので、比べると安いです。
しかし、昔のように航空大学校は安くライセンスを取れるということでもないということがこの金額からもわかるはずです。
さらに実際はこの金額に加えて、学校側が把握していない寮を回すための生活用品の購入などの金額も発生しますし、465万円というのはあくまでも参考程度の金額に過ぎず、実際はもっとかかることを想定しておいたほうが良いでしょう。
奨学金制度を利用したらいいのでは?
入学したら、奨学金についての説明があります。
あくまでも奨学金は希望者全員に給付されるものではありません。
そのため、奨学金だよりで資金計画を立てることは非常に危険です。
奨学金が無くても大丈夫という状態にしてから入学する必要があります。
在学中にお金が払えなくなったらどうなる?
すぐに退学、というわけではありません。
私が在学中も何人かいましたが、「休学」という措置を取る場合が多いです。
学校を休んで実家に帰り、アルバイトなどをしてお金をためて、再度別の回期として再開するというケースです。いわゆる回期落ちと言われるものですが、回期落ちしたから不利になるということは無いようです。
在学中にアルバイトをすることは無理なのか
そもそもアルバイトが禁止されていますし、フライトをしながらのアルバイトはほぼ100%物理的にも体力的にも不可能です。
しかし、課程を移すとき、例えば宮崎座学課程→帯広フライト課程の期間などで「待機期間」と呼ばれる自宅待機期間がある場合があります。
これはフライトの進捗により決定されるものなのですが、この待期期間に稼ぐ人は多いと思います。
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