今回は20歳前半の転職を考えている方への記事となります。
今の仕事に満足していない、自分のやりたかった仕事はこんな仕事ではなかったのに、と感じていませんか?
今回はそのような方に「パイロット」という職業について考えて頂く機会になれば思います。
<見出し>
- パイロットは手の届かないところにある職業なのか
- 航空関係の知識は一切なくてもいい
- 凡人だって皆目指せる
- 目指す方法はいくつかある
- 航空大学校
- 私立大学
- 自費取得
- 自社養成
- 最後まで諦めなければパイロットには誰でもなれる
パイロットは手の届かないところにある職業なのか
実はそんなことは無いのが現実です。
パイロットといえば天才的で才能もずば抜けている人しかなれないと考えている人も多いかもしれませんが、実際には全くそのようなことはありません。
所定の訓練を受けて、一つ一つの試験を合格していく必要はあるものの、門戸は広いのです。自分なんてできないと挑戦することを諦めて後悔するよりも、パイロットになれる可能性が少しでもあるのならという考えを持って取り組むことをお勧めします。
航空関係の知識は一切なくてもいい
訓練同期も一部マニアのような人もいましたが、基本的には飛行機って何?くらいの人が大半を占めていました。そのような知識は座学訓練で一から学習をするので、基本的に心配する必要はありません。
自分は航空関係とは全く縁のない人間だから無理だというように初めから諦める必要は無いということです。
凡人だって皆目指せる
天才でなければいけないということはありません。
基本的な考えとして、一つ一つの試験をパスしていけるのであればパイロットになれるのです。
そして、その試験にパスする上で最も大切になってくることが、仲間との相談会であったり知識を共有し合ったりということです。
大学入試のように個人が一人で勉強して、ペーパーテストを受ける形式とは異なり、訓練で学んだ知識や反省点を共有し合って、同じ間違いをしないようにお互いに気を付けるということが最も重要となってきます。
そのため、独りよがりの勉強ではなく、仲間と協力して取り組むことのできる人であれば問題なくパイロットになれるのです。
目指す方法はいくつかある
まず大きく分けて、全てのお金を自分で払ってパイロットのライセンスを取得する自費取得とそうでないものがあります。
この自費取得についてはお金があればだれでも取得できるもので、20代前半に制限されるものではありません。社会人を何年間か続けてきて、お金は貯まったけれど、やりたいことは出来ていない、今からでも挑戦したいという方にはお勧めの選択肢です。
自費取得でないものについては、学校に通うという選択肢があります。この場合は、自費取得よりも安く済む場合があります。
特に、国が設立した航空大学校という学校であれば、かかる金額は自費取得に比べて格段に少なくて済みます。
さらに新卒のタイミングであれば自社養成にもチャレンジすることができます。
これは、エアラインに自社養成パイロットとして入社し、エアラインからお金を貰いながら訓練を行うものです。
大学卒業の資格を持っていて、自分がまだ新卒扱いになるのであれば間違いなくチャレンジしてみることをお勧めします。新しく大学院に進学して、新卒の肩書を手にする方法もあるかもしれません。
それぞれについてもう少し詳しく見ていきましょう。
航空大学校
航空大学校は自費取得に比べてかなり費用が抑えられるという点が大きなメリットです。また、他の取得方法と比べて大きく特徴的なのは国内でライセンスを取れるということと、卒業後の内定先が大手を含めかなり多いということです。
このサイトでは航空大学校について詳しく取り上げていますので参考になればと思います。
しかし、デメリットとしては年齢制限があります。
入学年の4月に「25歳未満」という制限がありますので、注意が必要です。
※最新の情報については公式HPを確認して下さい
私立大学
東海大学、桜美林大学、法政大学、崇城大学など、様々な大学がパイロット養成コースを開講しています。
確かに費用はかかるものの、年齢制限については現時点で設定されていないため、パイロットの門戸としてはいいのかもしれません。
自費取得
朝日航空などのパイロット養成コースに応募する方法や、アメリカなどの比較的安いスクールにお金を払って訓練を受けさせてもらうことが自費取得にあたります。
自分で全額お金を払ってライセンスを取得する性質上、お客様扱いだと聞いたことがあるので、融通が利くことが考えられます。
場合によっては社会人をしながら自費取得をするという選択肢も出てくるかもしれません。今の職を手放すことなく転職に向けたキャリアアップを積んでいきたいという方にはピッタリの方法かもしれません。
また、このような養成機関で訓練を行ったあとはエアラインに進む選択肢ももちろん出てくると思いますが、教育証明まで取得すると養成機関などで教官として勤務する進路も出てくるようです。
小型機の教官とはいえ飛行手当などから給料もそこそこになると聞いているので、始めから教官を目指してとるというのもいいかもしれません。
自社養成
コスパの面でもっと良いのは間違いなく自社養成です。
就職活動の一環として会社を受験して、会社に入社します。
入社後社員として給料をもらいながら訓練を行うことができるので
とてもいい制度だと思います。
倍率は比較的高めなため、しっかりと対策をする必要があるのですが、
受けることができるのであれば、間違いなく受けておいたほうがいいと思います。
最後まで諦めなければパイロットには誰でもなれる
結論としてお伝えしたかったのはこのことです。
どのような形になるかは分かりませんが、諦めなければパイロットになることは必ずできます。年齢問わずです。
初めからパイロットは敷居が高いのではないかと考えて、現状に不満を抱きながらなにも行動していない人は、今回のこの記事を見て、少しでも自分の進路を見つめなおすきっかけになればと思います。
何か分からないことや相談事があればコメント欄でお伝えいただければ、返信させて頂きますのでよろしくお願いします。