20代前半で転職を悩んでいる方へ~パイロットを目指すという選択肢について~

 今回は20歳前半の転職を考えている方への記事となります。

今の仕事に満足していない、自分のやりたかった仕事はこんな仕事ではなかったのに、と感じていませんか?

今回はそのような方に「パイロット」という職業について考えて頂く機会になれば思います。

<見出し>

  1. パイロットは手の届かないところにある職業なのか
  2. 航空関係の知識は一切なくてもいい
  3. 凡人だって皆目指せる
  4. 目指す方法はいくつかある
  5. 航空大学校
  6. 私立大学
  7. 自費取得
  8. 自社養成
  9. 最後まで諦めなければパイロットには誰でもなれる

パイロットは手の届かないところにある職業なのか



実はそんなことは無いのが現実です。
パイロットといえば天才的で才能もずば抜けている人しかなれないと考えている人も多いかもしれませんが、実際には全くそのようなことはありません。

所定の訓練を受けて、一つ一つの試験を合格していく必要はあるものの、門戸は広いのです。自分なんてできないと挑戦することを諦めて後悔するよりも、パイロットになれる可能性が少しでもあるのならという考えを持って取り組むことをお勧めします。

航空関係の知識は一切なくてもいい


訓練同期も一部マニアのような人もいましたが、基本的には飛行機って何?くらいの人が大半を占めていました。そのような知識は座学訓練で一から学習をするので、基本的に心配する必要はありません。

自分は航空関係とは全く縁のない人間だから無理だというように初めから諦める必要は無いということです。

凡人だって皆目指せる


天才でなければいけないということはありません。
基本的な考えとして、一つ一つの試験をパスしていけるのであればパイロットになれるのです。
そして、その試験にパスする上で最も大切になってくることが、仲間との相談会であったり知識を共有し合ったりということです。

大学入試のように個人が一人で勉強して、ペーパーテストを受ける形式とは異なり、訓練で学んだ知識や反省点を共有し合って、同じ間違いをしないようにお互いに気を付けるということが最も重要となってきます。

そのため、独りよがりの勉強ではなく、仲間と協力して取り組むことのできる人であれば問題なくパイロットになれるのです。

目指す方法はいくつかある


まず大きく分けて、全てのお金を自分で払ってパイロットのライセンスを取得する自費取得とそうでないものがあります。

この自費取得についてはお金があればだれでも取得できるもので、20代前半に制限されるものではありません。社会人を何年間か続けてきて、お金は貯まったけれど、やりたいことは出来ていない、今からでも挑戦したいという方にはお勧めの選択肢です。

自費取得でないものについては、学校に通うという選択肢があります。この場合は、自費取得よりも安く済む場合があります。

特に、国が設立した航空大学校という学校であれば、かかる金額は自費取得に比べて格段に少なくて済みます。

さらに新卒のタイミングであれば自社養成にもチャレンジすることができます。
これは、エアラインに自社養成パイロットとして入社し、エアラインからお金を貰いながら訓練を行うものです。

大学卒業の資格を持っていて、自分がまだ新卒扱いになるのであれば間違いなくチャレンジしてみることをお勧めします。新しく大学院に進学して、新卒の肩書を手にする方法もあるかもしれません。

それぞれについてもう少し詳しく見ていきましょう。

航空大学校

航空大学校は自費取得に比べてかなり費用が抑えられるという点が大きなメリットです。また、他の取得方法と比べて大きく特徴的なのは国内でライセンスを取れるということと、卒業後の内定先が大手を含めかなり多いということです。

このサイトでは航空大学校について詳しく取り上げていますので参考になればと思います。

しかし、デメリットとしては年齢制限があります。

入学年の4月に「25歳未満」という制限がありますので、注意が必要です。
※最新の情報については公式HPを確認して下さい

私立大学


東海大学、桜美林大学、法政大学、崇城大学など、様々な大学がパイロット養成コースを開講しています。
確かに費用はかかるものの、年齢制限については現時点で設定されていないため、パイロットの門戸としてはいいのかもしれません。

自費取得


朝日航空などのパイロット養成コースに応募する方法や、アメリカなどの比較的安いスクールにお金を払って訓練を受けさせてもらうことが自費取得にあたります。

自分で全額お金を払ってライセンスを取得する性質上、お客様扱いだと聞いたことがあるので、融通が利くことが考えられます。

場合によっては社会人をしながら自費取得をするという選択肢も出てくるかもしれません。今の職を手放すことなく転職に向けたキャリアアップを積んでいきたいという方にはピッタリの方法かもしれません。

また、このような養成機関で訓練を行ったあとはエアラインに進む選択肢ももちろん出てくると思いますが、教育証明まで取得すると養成機関などで教官として勤務する進路も出てくるようです。

小型機の教官とはいえ飛行手当などから給料もそこそこになると聞いているので、始めから教官を目指してとるというのもいいかもしれません。

自社養成


コスパの面でもっと良いのは間違いなく自社養成です。
就職活動の一環として会社を受験して、会社に入社します。
入社後社員として給料をもらいながら訓練を行うことができるので
とてもいい制度だと思います。

倍率は比較的高めなため、しっかりと対策をする必要があるのですが、
受けることができるのであれば、間違いなく受けておいたほうがいいと思います。

最後まで諦めなければパイロットには誰でもなれる


結論としてお伝えしたかったのはこのことです。
どのような形になるかは分かりませんが、諦めなければパイロットになることは必ずできます。年齢問わずです。

初めからパイロットは敷居が高いのではないかと考えて、現状に不満を抱きながらなにも行動していない人は、今回のこの記事を見て、少しでも自分の進路を見つめなおすきっかけになればと思います。

何か分からないことや相談事があればコメント欄でお伝えいただければ、返信させて頂きますのでよろしくお願いします。

航空大学校の最近の倍率は?

航空大学校の倍率

航空大学校の近年の受験者数と合格者数をまとめてみました。

H27  受験者数 526  合格者数 72    倍率 7.2
H28  受験者数 587  合格者数 72    倍率 8.0
H29  受験者数 713  合格者数 72    倍率 9.5
H30  受験者数 879  合格者数 108  倍率 7.7
H31  受験者数 968  合格者数 108  倍率 8.6

このようになっており、約7~10倍で推移しています。
H30年度から募集人数が108人になることによって、一時的に倍率が下がっていますが、近年受験者数は伸び続けており、この影響で倍率はそこまで変わっていないことが見て取れます。

募集人数が増えるとエアラインの採用数も増える?

この点に関してはまだ分かっていません。
H30年度に入学した学生が就職試験をまだ迎えていないことから、就職の際にどのような影響があるのかはまだ分かっていません。

しかし、2030年問題もあり、そもそもエアラインのパイロットの数が足りていないことをきっかけに合格者数を増やしたので、おそらく採用数も増えることが期待されます。

自社養成との比較

自社養成パイロットの倍率はおよそ100倍と言われています。
これに対して航空大学校の倍率は10倍程度ですので、パイロットの世界の登竜門としては広いのかもしれません。

各試験ごとの倍率

一次試験、二次試験、三次試験の各試験ごとの倍率を計算してみます。

一次試験の倍率

H27  受験者数 515  合格者数 280    倍率 1.8
H28  受験者数 573  合格者数 280    倍率 2.0
H29  受験者数 682  合格者数 284    倍率 2.4
H30  受験者数 829  合格者数 300    倍率 2.7
H31  受験者数 926  合格者数 350    倍率 2.6

このように一次試験だけを見てみると、倍率は1.8~2.7となっており、おおよそ2人に1人が合格していることが見て取れます。

ここで半数以上が不合格になるとも見て取れますので、一次試験は気が抜けません。

二次試験の倍率

H27  受験者数 263  合格者数 139    倍率 1.8
H28  受験者数 262  合格者数 111    倍率 2.3
H29  受験者数 265  合格者数 110    倍率 2.4
H30  受験者数 295  合格者数 146    倍率 2.0
H31  受験者数 342  合格者数 158    倍率 2.1

このように二次試験も1.8~2.4倍となっておりおおよそ1次試験と倍率が変わらないことが分かりました。
ある程度の対策はこちらで紹介していますが、一部運の要素もあるかもしれません。
出来る限りのことをして臨むようにしましょう。

三次試験の倍率

H27  受験者数 138  合格者数 72      倍率 1.9
H28  受験者数 108  合格者数 72      倍率 1.5
H29  受験者数 109  合格者数 72      倍率 1.5
H30  受験者数 141  合格者数 108    倍率 1.3
H31  受験者数 154  合格者数 108    倍率 1.4

このように三次試験の倍率は1.3~1.9となっており、比較的変動が大きいです。

このデータにより、3次試験の倍率は、2次試験でどれだけ足切りをするかということによるということが分かります。

そして、2次試験はおおむね9割の人が身体的には合格し、ほとんどが1次試験のデータと2次試験のデータを総合的に判断した場合の足切りですので、1次試験は3次試験まで確実に影響していることが見て取れます。

まとめ

倍率から分析すると、2次試験も3次試験ももちろん最低限の身体適正、人格適正が必要なのは間違いありませんが、それを満たしているならば、1次試験の点数で順位付けをされます。
そのため、1次試験は最も重要であり、努力で変えられる点なので、全力で対策をすることをお勧めします。



航空大学校の過去問は何をやればいいのか

航空大学校の公式HPに掲載されている


航空大学校の過去の問題は航空大学校のHPに掲載されています。

航空大学校の過去問

掲載されているのは過去問の問題のみで、解答が掲載されていない点が特徴です。
実際に、どういう内容なのか軽く見てみたいという場合ですと有効ですが、実際に解いてみて点数を出してみるという場合には向きません。

パイロット予備校などの予備校を活用する

私はパイロット予備校のことを詳しく知りませんが、利用した同期がパイロット予備校に所属していると過去問が手に入り、解答や解説も入手できたと言っていました。
こちらも参考にしてみても良いかもしれません。

パイロット入試問題集を購入する

パイロット入試問題集を購入すると、航空大学校の過去問に解説・解答が掲載されたものが付いてきます。私はこれを活用して勉強をしていました。

パイロット予備校を活用する場合は分かりませんが、パイロット入試問題集と航空大学校のHPは英語と総合2の過去問のみの掲載です。

総合1はSPIのような問題となっており、理由は分かりませんが学校側が公開していません。先に受けている知り合いの受験生から内容を教えてもらうというやり方でしか対応できないと思います。

航空大学校の過去問には傾向がある

毎年、問題の難易度は変わるものの、どういう種類の問題が何個出るか、というのはほとんど変わりません。例えば、気象の問題は何問、時事問題が何問、といったことです。

事前にその点を知っておくだけでも時間配分がうまくできるはずです。

1次試験は3次試験まで影響します。確実に高得点を取れるよう対策することをお勧めします。



航空大学校での学費・生活費って結局どれくらいかかるの?

航空大学校の学費は近年上昇傾向にあり、最近でも若干ですが値上げされました。
現在、航空大学校の募集要項などに記載されている金額はこのようになっています。

入学料282,000円(入学手続き期間内に納付)、授業料(課程毎に前納;宮崎学科課程668,000円帯広フライト課程802,000円、宮崎フライト課程802,000円仙台フライト課程936,000円)、寄宿料月額1500円を課程毎に前納)、制服・教材費等(入学直後に約8万円毎月の生活費としては、概ね、寮費・寮での食事(約4万6千円)、学用品等(約8千円)、被服のクリーニング等(約5千円)、雑費等(約4千円)かかるようです。
※なお、在学中に国家試験受験費用、本校と分校の間の移動等の費用、航空身体検査その他健康管理費用が別途必要となります。また、在学中のアルバイトは禁止しています。
このような情報が公式HPから提供されています。
これらの金額を足してみると、465万円となります。

私立大学や海外でライセンスを取得しようとする場合、1000万円以上は最低でもかかるので、比べると安いです。

しかし、昔のように航空大学校は安くライセンスを取れるということでもないということがこの金額からもわかるはずです。

さらに実際はこの金額に加えて、学校側が把握していない寮を回すための生活用品の購入などの金額も発生しますし、465万円というのはあくまでも参考程度の金額に過ぎず、実際はもっとかかることを想定しておいたほうが良いでしょう。

奨学金制度を利用したらいいのでは?

入学したら、奨学金についての説明があります。
あくまでも奨学金は希望者全員に給付されるものではありません
そのため、奨学金だよりで資金計画を立てることは非常に危険です。

奨学金が無くても大丈夫という状態にしてから入学する必要があります。

在学中にお金が払えなくなったらどうなる?

すぐに退学、というわけではありません。
私が在学中も何人かいましたが、「休学」という措置を取る場合が多いです。

学校を休んで実家に帰り、アルバイトなどをしてお金をためて、再度別の回期として再開するというケースです。いわゆる回期落ちと言われるものですが、回期落ちしたから不利になるということは無いようです。

在学中にアルバイトをすることは無理なのか

そもそもアルバイトが禁止されていますし、フライトをしながらのアルバイトはほぼ100%物理的にも体力的にも不可能です。

しかし、課程を移すとき、例えば宮崎座学課程→帯広フライト課程の期間などで「待機期間」と呼ばれる自宅待機期間がある場合があります。
これはフライトの進捗により決定されるものなのですが、この待期期間に稼ぐ人は多いと思います。

航空大学校で訓練をするメリット(1)

航空大学校を受験しようとしている方に対して、航空大学校を受験する上でのメリットを紹介します。面接カード作成の際の参考にもなりますので是非参考にしてみて下さい。

・縦のつながりが強い

宮崎課程にはフライト課程と座学課程があります。そのため、座学生とフライト学生がともに同じ寮で暮らすことになります。また、一回期上の先輩、下の後輩とも一緒に暮らすことになるため、必然的に縦のつながりも強くなります。

・日本で北から南まで四季を通じて訓練できる

将来国内線を飛びたいと考えているなら、日本の空で訓練できる航空大学校はメリットです。また、北は北海道、南は九州と北から南まで訓練することが出来て、2年間のカリキュラムなので四季を通して訓練できます。

・寮が空港のそばにある

飛行訓練を行うので当然ですが、寮は空港に隣接しています。
そのため、昼も夜も飛行機が離着陸していくのが寮からでも見ることが出来ます。
座学生でも、エアライン機が離着陸しているのを見るとモチベーションの維持になりますし、先輩が飛んでいく姿を見てかっこいいと思うに違いありません。

・同期がいること

一人で訓練に臨む環境ではないことは大きなメリットです。教官に叱責されたり、悩んだりしていた時に、相談できる仲間がそばにいることは大きなことです。
訓練も教官と学生で一対一で行うのではなく、班で2~3人一班で行います。同期の中でも班員は心の支えになるはずです。


航空大学校のメリットはまだまだありますが今回はその一部を紹介させて頂きました。
航空大学校を受験する際の参考にしてください。

航空大学校の退学率とフェイルした後の進路とその原因

今回は航空大学校でのフェイルの割合と、その後の進路についてお話します。
航空大学校でフェイルや退学になるとしたら主に以下のことが挙げられます。

・審査で不合格になる
・精神的に病む
・他の進路に進みたいと考える
・集団生活に適応できなかった
・空を飛んでみて違うと感じた
・身体的に負担が大きくてやめた

ということが主な退学の理由です。
それぞれの理由について考えてみましょう。

・審査で不合格になる場合


審査は主に、

帯広課程でソロに出る前の審査、
帯広課程の最後の審査、
宮崎課程でソロに出る前の審査、
宮崎課程で2生地ソロに出る前の審査、
宮崎課程の事業用の審査、
仙台課程の多発の審査、
仙台課程の計器の審査、

が挙げられます。それ以外にも、普段の訓練の進捗を見て特別に急遽審査を行う場合があります。

かなり審査が多いです。
しかし、この道はずっと審査が続いていきますので、これくらいのことで弱音を吐かずに最後までやり遂げる精神力も必要なのかもしれませんね。

これらの審査は基本的に1度のみ再試験が認められています。そして再試験で不合格になれば退学となります。

・精神的に病む

これも結構多いです。主に教官からの叱責に耐えられないとか、自分が責められていると過剰に認識してしまう人に多いかもしれません。
怖い教官ばかりではありませんが、そういう方がいるのは事実です。

・他の進路に進みたいと考える

航空大学校は寮生活ですし、寮と飛行機を往復する毎日で閉鎖空間です。そういう閉鎖空間で過ごしていると外部のことが素晴らしいもののように見えてくる時があるのは事実です。
訓練でうまくいかなかったとき、悩んでいるときに他の進路が良かったんじゃないかと考えて、ほかの進路を選ぶ人も少なくありません。

・集団生活に適応できなかった

同期という文字通り、同期とはずっと24時間同じ時を共にします。
その同期とうまくいかなかったらストレスになることは間違いありません。

・空を飛んでみて違うと感じた

実際に飛んでみないと分からないこともあるはずです。
飛んでみて、自分は向いていないとか漠然と感じてやめるという場合もあります。

・身体的に負担が大きくてやめた

ストレスによって体を壊す場合もあります。
休息を取り、万全な状態で訓練に臨む能力も必要かもしれません。

・退学の割合

多い回期だと4割程度、通常で1割程度です。
退学することは出来れば考えたくないとは思いますが、これから航空大学校を受験しようと考えている人は最低でも航空大学校を退学になったとしても選べる進路があったほうがいいです。

・退学になった場合の進路

主な進路としては以下の進路があります。

・大学に復学する
・就職活動を行い就職する
・パイロットの道を目指す

大学に復学するというのは、大学を途中で休学して航空大学校に入学する場合のことです。そのため、I期、Ⅱ期、Ⅲ期で入学する場合にこの選択肢を取る人が多いです。

就職活動を行う場合は、すでに大学を卒業してから航空大学校に入学した人が多いです。
大学を卒業して、何年かのうちは新卒として認められる場合が多いです。
そのため、航空大学校で退学となっても新卒で就職活動を行うことが出来る点がメリットです。

パイロットの道をあきらめきれない場合があります。
航空大学校でのカリキュラムは非常に時間が短く設定されているので、素質はあるのに時間内に一定の技量に達しなくてフェイルになるという場合が多いです。
そのため、時間をかければパイロットになれる場合が多いのでこの方法を選択する人も少なくありません。

アメリカでライセンスを取るか、崇城大学などの私立を受験しなおすなどの方法があります。この場合、編入扱いなどで2年間だけ通えばいいなどの条件などがありますので、各私立大学の募集要項も確認しておくと良いと思います。

まとめ

今回は暗い話になってしましましたが、航空大学校を受験する上で最低限知っておいたほうがいいことだと思ったので今回記事にしました。
航空大学校を受ければそのままエアラインのパイロットになれる!と思っている人は注意です。

航空大学校に入ることもものすごく大変ですが、入ってからこそ気を抜かないように同期で協力して頑張る必要があります。

なにか分からないことや聞きたいことがあればコメント欄からコメントしてください。お待ちしております。

面接カードの様式について(3次試験)

航空大学校の面接カードの様式について


面接カードの項目一覧


氏名

性別

受験番号

出身学校(国立、公立、私立、その他)

◯◯(大学、短大、高等専門学、校専修学校(専門課程))

学部

学科

所在地

平成◯年◯月入学

卒業の別(上記学校について)

平成◯年3月時点(卒業見込み(平成◯年◯月卒)、卒業見込み大学◯年修了見込み、退学(◯年次まで終了済み)

現住所

得意な科目、特技、資格、趣味等を書いてください(縦2.7mm×10.5mm)

航空大学校への志望動機を書いてください(縦10.2mm×10.5mm)

達成感を得られたこれまでの経験を書いてください(縦7.9mm×10.5mm)

最近関心や興味を持ったことを書いてください(縦7.9mm×10.5mm)

あなた自身を自由にアピールしてください。(縦8.5mm×10.5mm)


面接カードを書く際に気を付けることポイント

面接カードで気をつけなければならないのは字の大きさと、枠内に線が一切書かれていないので、自ら線を書き込んで字の並びを整えること、誤字脱字がないこと、突っ込まれても良いことだけを書くと言う事などです。他にも、ただ事実関係などを書くだけでは意味がなくて、読む人が納得したり、気持ちを動かされるような文章を論理的に書く必要があります。自分が置かれた状況や、その時自分がどう思ってどうしたのか、これからどうしていくのか等について論理的に書くことが出来れば面接官の気持ちが動くはずです。なのでそのために、念入りに添削や面接練習などを行う必要がありますよ。


面接カードにこれだけは書いたほうがいいことは?


Twitterからご質問いただきました。
個人的なアドバイスになってしまいますが、これだけは書いた方ががいいと言う事は、「なぜ航空大学校でなければダメなのか」と言うことだと思います。例えば面接で自社養成ではダメなのとか、自衛隊ではダメなのか、そういったことを突っ込まれるだろうし、面接カードに航空学校を志望する理由を書く欄があるので、航空大学校にしかない特徴を挙げてなぜ他の訓練機関と違うのかなぜ航空大学校なのかを理論的に説明することはしたほうがいいと思います。


私が受験した年度の様式については以上になります。年度によって多少変わることがありますが大きく変化する事はありません。面接カードの原本を見たいとか、私が受験した際の面接カードを見たいという方は個別でTwitterやこのブログのコメント欄から連絡いただければお見せすることもできますのでコメントをお待ちしております。Twitterのフォローをお願いします。